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3. 先天性胆道閉鎖症モデルSox17ノックアウトマウスの解析


先天性胆道閉鎖症は出生児の9,000人から10,000人あたりに1人の割合で発症し、生後60日までに手術しなければ命の危険がある新生児疾患である。出生前診断法は未だ確立されていない。

転写因子Sox17のノックアウトマウスは、胆管の発生異常のため胎生致死となり、先天性胆道閉鎖症モデルマウスとして注目されている(Uemura et al. 2013, Development)。当グループでは、様々なタイプのSox17ノックアウトマウスを用いて、胆管発生におけるSox17の機能解析を行っている。

また、Sox17は胚体外内胚葉においても強く発現していることから、初期胚における機能についても解析を行っている。